パダール島の階段は「きつい」と言われることがありますが、大人であれば基本的に問題なく登れます。
最後の頂上付近にやや足場が不安定な箇所があるため、スニーカーを必ず着用する必要がありますが、一般的な体力があれば無理なく到達できます。また、小さなお子さまでも途中までなら美しい景色がしっかり楽しめるため、家族旅行でも安心して訪れることができます。

パダール島とはどんな場所か
パダール島はコモド国立公園の中でも特に人気が高い景勝地で、三日月型のビーチがいくつも連なる独特の地形が魅力です。山頂からは複数の入り江が一望でき、朝日や日中の光を受けて刻々と色が変わる海の眺めは世界でも屈指の美しさとして知られています。
近年はハイキング用の階段が整備され、初心者でも比較的登りやすくなりましたが、それでも島全体が急斜面で構成されているため、事前の知識があるだけで安心感が大きく変わります。
階段は本当にきついのか
旅行者の口コミでは「きつい」「意外と大変」という声もありますが、これは主に気温の高さと日陰の無さに起因します。実際のところ、登山経験がない大人でも、ゆっくり歩けば頂上まで問題なく辿り着けます。
段差自体はそれほど極端ではなく、階段も途中までしっかり整備されています。そのため、体力に自信が平均程度の大人であれば、極端にきついと感じることは少ない印象です。
きついと感じる可能性がある要素
・島全体に日陰がほとんどない
・午前後半以降は気温が急上昇する
・登りが続くため一定の負荷がかかる
・ツアーのスケジュール上、早朝でないと気温が高い
・写真撮影をしながら立ち止まると再び歩き始めるのがやや重くなる
これらの点を踏まえると、「階段そのものがハード」というより「環境条件が体力を奪う」ことが多いと言えます。
大人なら登れる理由
大人の方の場合、パダール島のハイキングは以下の理由から十分に登頂可能です。
・階段の一段一段が大きすぎない
・随所に休憩しやすいスペースがある
・危険な場所が少なく整備が進んでいる
・中腹で景色を楽しみながら息を整えられる
特に朝の時間帯は涼しく、風もあるため、思っていたより楽に登れたと感じる旅行者が多くいらっしゃいます。
子ども連れの場合(重要ポイント)
パダール島は、家族連れでも十分に楽しめる観光地です。
推奨は3歳以上ですが、以下の点を満たしていれば2歳程度の小さなお子さまでも、中腹の展望スポットまでは到達できます。
・大人が手を引いて歩ける
・転倒しやすいエリアで注意できる
・途中で適宜休憩できる
中腹まででも、パダール島らしい「入り江を見下ろす絶景」がしっかり堪能できます。写真撮影スポットとしても完成度が高く、無理に頂上を目指さなくても満足度が高い場所です。
※頂上付近だけ注意が必要
パダール島の頂上手前には、足場がやや不安定なエリアがあります。岩場が露出していたり、段差が不規則な部分があるため、この区間だけ慎重に進む必要があります。
安全に登るためのポイント
・スニーカーは必須(サンダル不可)
・頂上付近は特に足元に注意
・風が強い日はバランスに気をつける
・写真撮影時に後ろへ下がりすぎない
服装の基本
・歩きやすいスニーカー
・汗を吸って乾きやすい服
・帽子(特に日差しが強い季節)
・サングラス
・薄手の羽織(風が強い早朝向け)
所要時間
・登り:20〜30分
・下り:15〜25分
・写真撮影を含めて全体:60分前後
景色を楽しむ余裕を残すためにも、早朝に合わせてスケジュールを組むと快適に登ることができます。

途中でも絶景が楽しめる理由
パダール島の魅力は、山頂だけにあるわけではありません。
中腹からでも複数の入り江がはっきりと見え、海の色の濃淡もとても美しいため、途中地点でも「十分すぎるほどの絶景」が広がっています。
小さなお子さまや高齢の方と一緒であれば、無理なく途中までで折り返す選択が安全で満足度も高いです。
登るベストタイミング
パダール島は、時間帯によって登りやすさが大きく変わります。
早朝(7〜9時)が最も快適
・涼しい
・日差しが柔らかい
・写真もきれいに撮れる
・風が穏やかなことが多い
一般的な1日ツアーは朝にパダール島へ向かうため、多くの旅行者がこの最適な時間帯で登ることができます。
まとめ
・パダール島の階段は、大人であればきついとは感じにくい
・頂上付近のみ足場が不安定な場所があるためスニーカーは必須
・3歳以上推奨だが、2歳でも途中までなら十分に登れる
・途中地点でも絶景が広がり、無理に頂上を目指さなくても満足できる
・所要時間はおおよそ20〜30分ほど
・朝が最も登りやすく、景色も一番美しい
