コモド島にドローンで撮影をしたいという人がいると思います。コモドドラゴンが生息する島を上から撮影したらさぞかしリアルな映像ができるものと想像できますが、現地で国立公園事務所などで取材したところ、不可でした。

コモド国立公園内でドローン撮影ができる場所はわずか
コモド国立公園内でドローンを飛ばすには許可が必要です。手数料は2025年時点で2000000ルピア(約20000円)と高額です。
そして、域内でドローンを飛ばせる島ですが、調べた限りではパダール島は撮影可能でした。
コモドドラゴンが見学できる、コモド島やリンチャ島は不可、その他コモド国立公園内でドローン撮影が許可されている島はかなり限定されます。
YouTubeなどにも動画がアップされているピンクビーチやロングビーチは撮影ができるようです。
撮影許可にはライセンスが要る
また、ほとんど知られていませんが、コモド国立公園でのドローン撮影の許可を取るためには、ドローンライセンスが必要です。
まず、飛行許可を取るために、コモド国立公園事務所に予定日の3日前までに申請を出す必要があるのですが、ライセンスの提出が義務付けられています。
そして、このライセンスが日本では何にあたるのかが正確にわかりません。おそらく観光目的でコモド諸島を訪れた日本人でドローン撮影で許可を取ったことがある人はほとんどいないものと思われますが、国立公園事務所のオフィサーに日本では何が該当するのか聞いても、わからないの一点張りでした(2025年時点の情報です)。
ですので、このライセンス提出がひとつネックになってくると思われます。

国立公園外は撮影可能も、禁止区域がたくさんある
さて、コモド国立公園内は上述した通り、ドローン撮影に許可が必要ですが、域外は撮影できます。ですが、たとえばラブアンバジョにしても、コモド空港が近いために飛行禁止区域が非常に多く、飛ばせる場所は限定されます。
また、島しょ部の多くが国立公園に指定されているために、島に降り立って飛行できる場所というのも元々少ないです。
それで、アップされている動画を見ていますと、すべての人が許可を取得して撮っているとは思えないふしがあります。ですが、注意しておきますが、コモド諸島は定期的に海上警察が巡回していて、そういった違法行為にはかなり厳しいです。
これは、野生動物を捕獲して密売するブローカー(海賊という呼び方をしていますが)が暗躍しているために、厳しい取り締まりを行っているものですが、国立公園内でドローンを飛ばしている観光客がいれば、尋問されるでしょうし、その際にもし許可を取得していなければ、間違いなく罰せられることになりますので、この辺は本当に気をつけるべきでしょう。
以上のように、現地で取材した限りでは、コモド国立公園でドローン撮影をしたらさぞかし良い動画が撮れると思いますが、実際のところ飛ばせる場所が非常に限定されていて、ハードルも高く(費用も高いです)、あまり妙味(?)はないと言えそうです。
