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    コモド島への行き方【2026年版】

    コモド島は世界遺産コモド国立公園の中心として知られ、コモドドラゴン、パダール島の絶景、ピンクビーチ、マンタが舞う海など、多彩な魅力にあふれています。ワイルドな自然と透明度の高い海を手軽に楽しめる貴重なエリアで、日本人旅行者からの人気が高まっています。ここでは最新のアクセス方法と準備のポイントをわかりやすく整理します。

    日本からコモド島へのアクセス完全ガイド

    日本からコモド島を目指す場合、バリ島またはジャカルタを経由して、玄関口となるラブアンバジョ空港(コモド空港 / Komodo Airport, LBJ)へ移動します。

    1. 国際線:日本からインドネシアの主要都市へ

    経由地空港コード日本からの主な直行便(2025年12月時点の傾向)乗り継ぎの利点
    バリ島DPSガルーダ・インドネシア航空、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)ターミナルがコンパクトで、ラブアンバジョ行きの便数が多いです。乗り継ぎが最もスムーズです。
    ジャカルタCGKガルーダ・インドネシア航空、JAL、ANA国内線便の選択肢が多く、比較的安価な航空会社も利用可能です。移動距離が長い点にはご注意ください。

    2. 国内線:バリ島/ジャカルタからラブアンバジョへの詳細

    コモド島への玄関口であるラブアンバジョ(LBJ)までの国内線フライト情報は、旅の計画において非常に重要です。

    • フライト時間: バリ島(DPS)からは約1時間~1時間30分、ジャカルタ(CGK)からは約2時間30分~3時間です。
    • 主な運航航空会社と予約のポイント:
      • ガルーダ・インドネシア航空(Garuda Indonesia): 信頼性が高く、定時運航率が良い傾向があります。フルサービスキャリアであり、遅延時の対応なども比較的安心できます。デイリー運航ではない
      • バティック・エア(Batik Air): サービス水準が比較的高く、ジャカルタやバリ島からラブアンバジョへの便を多く提供しています。フルサービス。デイリー運航
      • シティリンク(Citilink): ガルーダ系列のLCCです。費用を抑えられますが、荷物預け入れ料金や座席指定が有料となることがあり、事前の確認が必要です。
      • エアアジア(AirAsia): LCCとして知られ、費用を抑えるのに有効ですが、遅延や欠航のリスクがあるため、乗り継ぎの余裕を持つことが重要です。デイリー運航
    • 乗り継ぎと航空券予約の注意点:
      • 乗り継ぎの余裕: バリ島またはジャカルタでの国際線から国内線への乗り継ぎは、最低でも3〜4時間の余裕を持つことをおすすめします。インドネシアの国内線は遅延しやすく、特に最終目的地であるラブアンバジョ行きの便を逃すと、その日の移動が不可能になる可能性があります。
      • 航空券の予約: 国内線はすぐに満席になることがあるため、旅行日程が決まり次第、国際線と同時に予約を完了させるのが確実です。各航空会社の公式サイトや、信頼できる予約サイトを通じて手配してください。

    3. ラブアンバジョ到着後の現地交通事情

    コモド空港(LBJ)は非常に小さく、市街地(港周辺)までは車で10~15分程度と近いです。

    • タクシーや配車サービスの状況(重要):
      • ラブアンバジョでは、流しのタクシーや配車アプリのグラブ(Grab)の乗用車サービスは利用できません。
      • 空港からホテル、ホテルから港などの移動は、事前にホテルの送迎を手配しておくか、または空港で客待ちをしている地元のチャーター車を利用するのが一般的です。
      • 事前手配なしで現地で移動手段を探すのは困難なため、必ず宿泊予約時に送迎サービスを確認・予約してください。
    • バイクタクシーの利用:
      • 配車アプリのグラブバイク(Grab Bike)は、中心部であれば利用可能です。ただし、荷物が多い場合や長距離の移動には向きません。現地の交通事情に慣れている方や単独での移動に適しています。
    • 料金交渉: 地元のチャーター車を利用する際は、乗車前に料金を明確に確認し、納得した上で乗車してください。

    4. ラブアンバジョからコモド島への船の手配とツアー予約

    コモド国立公園の観光はすべて海上移動となり、ラブアンバジョ到着後は船を利用してコモド島や周辺の島々へ向かいます。旅行者の大半は現地ツアーを利用します。

    • スピードボート: 移動が速く、日帰りで複数のスポットを効率よく巡る場合に適しています。
    • 木造船(スローボート): 船内で宿泊を伴うライブアボード(Liveaboard)ツアーなど、落ち着いたペースで巡りたい方に向きます。
    • ツアーの事前予約の推奨:
      • ベストシーズン(乾季)やハイシーズン(年末年始、長期休暇)に旅行する場合、ツアーは事前に予約しておくことを強くおすすめします。人気のスピードボートや評価の高いツアーはすぐに満席になるためです。
      • 現地(ラブアンバジョの港周辺)にもツアーデスクはありますが、当日の空き状況や船の状態が希望通りでない可能性が高く、旅程を確実にするためにも事前予約が必須です。

    旅の予算とベストシーズン

    旅行費用は時期や予約タイミングによって変動します。

    費用項目費用の目安補足事項
    日本~バリ島(往復)約50,000~120,000円繁忙期(年末年始、夏休み)は高騰します。
    バリ島~ラブアンバジョ(往復)約10,000~30,000円LCC利用や早期予約で費用を抑えられます。
    宿泊費(ラブアンバジョ)約5,000~20,000円以上/泊ゲストハウスからリゾートまで幅があります。
    日帰りツアー代約15,000~35,000円程度スピードボート(混載)利用の目安です。
    国立公園入場料約4,000~4,500円/日料金体系が複雑で、変動する可能性があります。現金支払不可

    ベストシーズンは4月~11月の乾季です。天候が安定し、海の透明度が高く、波も穏やかなため観光に最適です。雨季は12月~3月で、海が荒れやすくツアー運航に影響が出ることがあります。この時期に訪れる場合は、余裕のあるスケジュールが安心です。

    必須の現地情報と注意点

    1. コモドドラゴンとの遭遇と安全対策

    コモドドラゴンは野生動物であり、非常に危険を伴います。

    • 観察には必ず現地のレンジャー(ガイド)の同行が必要です。レンジャーの指示に従うことで安全に見学できます。
    • 女性は生理期間中、コモドドラゴンの嗅覚を刺激する可能性があるために、レンジャーに事前に伝える必要があります。見学できないということはありません。
    • レンジャーから離れず、許可なく接近したり、大きな音を立てたりすることは絶対に避けてください。

    2. 国立公園の入場料とツアー

    国立公園の入場料や税金は、時期や政策により変動する可能性があります。

    • 国立公園の料金体系は複雑で、外国人料金、島ごとの入場料、レンジャーフィー、政府税などが細かく分かれています。通常のツアーでまわる場合には、425000~450000IDR程度。
    • ツアー参加費用にはこれらの費用が含まれていることが多いですが、まれに別途徴収するツアー会社もあるので、内訳を事前に確認し、不明瞭な点がないか確認することをおすすめします。

    3. 体調管理と備え

    • 船酔い対策は非常に重要です。海況が安定しない日もありますので、日本の酔い止め薬を準備し、乗船前に服用するなど体調管理を徹底してください。
    • 日差しが非常に強いため、帽子、サングラス、日焼け止め(環境に配慮したサンゴに優しいタイプが推奨されます)、飲料水の携行は欠かせません。
    • ラブアンバジョでは水道水の飲用は避けてください。

    コモド島周辺の見どころ

    スポット名特徴楽しみ方
    コモド島・リンチャ島世界最大級のトカゲ、コモドドラゴンの生息地。レンジャーに同行してもらい、野生のコモドドラゴンを観察。
    パダール島(Padar Island)3つの美しい湾が一度に見渡せる絶景スポット。早朝にトレッキングを行い、日の出の景色を眺めるのが人気。
    ピンクビーチ砂が淡いピンク色に染まった、世界でも珍しいビーチ。シュノーケリングや海水浴、写真撮影に最適。
    マンタポイントマンタ(オニイトマキエイ)が回遊するエリア。ダイビングやシュノーケリングで、マンタとの遭遇を狙います。

    まとめ

    コモド島はアクセスが改善され、日本からでも訪れやすくなっています。野生の大自然と美しい海を同時に体験できる特別な場所で、旅行者に深い感動を与えてくれます。事前準備として、最新のフライト情報とツアーの確認、そして現地の安全情報への配慮を行うことで、安全で満足度の高い旅になります。ワイルドな自然が広がるコモド島で、忘れられない体験が待っています。


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