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    コモド島観光のモデルコース ②サンセットクルーズ

    コモド諸島のアイランドホッピングは、もっとも一般的なコモド島などをまわるコースのほかに、あまり知られていませんが、サンセットクルーズもあります。



    このサンセットクルーズは、ラブアンバジョ港を出発し、マンジャリテ島、ケロール島、カロン島という性格の異なる3つの島を巡る行程で構成されています。昼から夕方、そして日没へと移ろう時間帯を海の上で過ごすことで、島々の表情が刻々と変化していく様子を体感できる点が大きな魅力です。

    コモド島のツアーの前後日にこちらのコースを入れるのも良いですし、ラブアンバジョに2日間以上滞在する人におすすめのルートです。

    マンジャリテ島

    マンジャリテ島は天然の水族館と呼ばれるほど海の透明度が高く、船上からでもサンゴ礁や魚影を確認できるほど視界が良好です。比較的浅場のポイントからも、カクレクマノミやチョウチョウウオ、エンゼルフィッシュ、アオブダイなど多様な熱帯魚が生息し、条件が合えばウミガメやハナヒゲウツボ、アオサザエに出会えることもあります。

    色鮮やかなヒトデが多い点も特徴の一つです。海は波や流れが非常に穏やかで、水深も約3メートルから8メートルと浅いため、初心者や子供でも安心して楽しめます。島には約300メートルの木造桟橋があり、そこから直接エントリーできるうえ、景観の美しさから写真撮影スポットとしても人気があります。

    ケロール島

    ケロール島の中央には小さな丘があり、約15分程度で山頂まで登ることができるショートトレッキングの名所として知られています。 山頂からは、透き通った海と白い砂浜、そして周囲に点在する島々が織りなすパノラマビューを一望できます。特に、海の色がエメラルドグリーンから深い青へと変化するグラデーションの美しさは、コモド諸島内でも有数の絶景ポイントです。

    島の周辺は非常に透明度が高く、白い砂浜が広がる浅瀬には「ベイビーシャーク(サメの幼魚)」が頻繁に姿を現します。 波打ち際のすぐ近くまで寄ってくることがあり、海に入らなくても陸上から泳ぐ姿を観察できる点が大きな魅力です。これらは主にブラックチップリーフシャーク(ツマグロ)の子供で、人間を襲うことはほとんどありません。


    オオコウモリ飛び立つカロン島

    カロン島を訪れる最大の魅力は、日没の直後に見られるオオコウモリの一斉飛行です。 夕暮れ時、島を覆うマングローブの林から数万匹もの巨大なフルーツコウモリ(フライング・フォックス)が、餌を求めて隣のフローレス島へと一斉に飛び立ちます。オレンジ色に染まる空を背景に、絶え間なく続くコウモリの群れが空を埋め尽くす光景は圧巻であり、カロン島、ケロール島と、その後に続くサンセットを巡るアイランドホッピングのハイライトと言えます。

    この島には上陸せず、ボートを周辺に停泊させて船の上から景色を眺めるのが一般的なスタイルです。涼しい海風に吹かれながら、刻一刻と変わる空の色と野生動物のダイナミックな動きを静かに楽しむことができます。


    サンセットクルーズの醍醐味とは

    このサンセットクルーズの魅力は、単に夕日を見ることだけではありません。3つの島を巡ることで、透明な海でのシュノーケリング、立体的な島の景観、そしてドラマチックな日没とオオコウモリの飛翔という、異なる自然要素を段階的に体験できる点にあります。移動時間そのものが風景鑑賞の時間でもあり、船上で過ごすひとときも旅の一部として楽しめます。

    また、日中の本格的な島巡りや長時間のクルーズとは異なり、比較的コンパクトな行程であることも特徴です。そのため、到着日の午後や、別のツアーの後に組み込みやすく、旅程に無理が生じにくい点も評価できます。自然を味わいながらも、ゆったりとした時間の流れを大切にしたい方に適した内容といえます。

    このように、マンジャリテ島の穏やかな海、ケロール島の立体的な景観、カロン島の幻想的なオオコウモリの群れという3つの要素を一度に体験できるこのクルーズは、ラブアンバジョ周辺の自然を短時間で深く味わいたい方にとって、非常に満足度の高い体験です。夕暮れの海と島々が織りなす静かな時間は、コモド周辺ならではの魅力を実感できるひとときとなります。
    2日以上滞在する方にとっては、こちらのコースもおすすめです。

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