
コモド諸島のアイランドホッピングは見どころが満載
東山動物園にコモドオオトカゲのタロウがやってきてから、コモドドラゴン人気に火がつき、コモド島にも大勢の日本人観光客が訪れるようになりました。
コモド諸島の特色は、観光資源に恵まれ、コモドドラゴンだけでなく、マンタやウミガメ、美しいサンゴ礁が気軽にシュノーケリングだけで楽しめる。かつまた、ため息が出てしまうようなピンクビーチの美しさやパダール島の絶景も満喫できる、そういったすばらしさがあります。
つまり、コモド島に行こうとするときに、コモドドラゴンが本来の目的なのですが、マンタもウミガメも絶景も付属してついてくるわけなのです。
実はここに気をつけなければいけない点があって、つい欲張ってしまうとあれもこれも見たくなる。そして、子供連れ、しいては赤ちゃんまで連れていこうとする、ここが落とし穴なのです。


実はコモド島ツアー参加に年齢制限はない
まず日本では知られていないと思いますが、当編集部の現地調査の結果分かったことは、実はコモド諸島をめぐるアイランドホッピングのツアー参加に年齢制限はないという事実です。
0歳の赤ちゃんでも乗れるんです。
ですが、だからと言って赤ちゃんでもすべて問題なくまわれるということではありません。実際、ラブアンバジョにあるインドネシア観光局の回答では、コモド島ツアーの推奨年齢を5歳以上としているそうです。

各島によって適した年齢が異なる
たとえば、コモドドラゴン、コモド島やリンチャ島の上陸は赤ちゃんをおんぶしても可能です。良し悪しは別として、実際赤ちゃんを背負ってコモドドラゴン見学をする欧米人を見かけたりします。
一方、パダール島のトレッキングは、やめておいた方が良いでしょう。途中まで登れば景色のきれいなところがありますが、階段の上り下りが続きますので、体力のあるお父さんがおぶってのぼったとしても、下りてくる人とすれ違ってぶつかってしまったら、大ごとになるでしょう。


現地旅行会社の推奨するツアー参加適正年齢は3歳以上
現地旅行会社への取材では、対象年齢は3才以上を推奨とのことでした。
また、マンタやウミガメに会える機会が多いシュノーケリングですが、こちらに関しては子供であれば、経験者であるにこしたことはありません。
ツアーでよく訪れるマンタポイントやタートルポイント(シャバ島)は、水深5メートル近くあり、波もとても穏やかとは言えません。要は初心者向けではないのです。
もし子供連れということになると、一緒にシュノーケリングをしてくれる日本語ガイドが必須ということになるでしょう。
逆に、こういう定期ツアーでない、プライベートツアーであれば、立ち寄り先もアレンジできるので、浅瀬のポイントなどで楽しむこともできることになります。
結論としましては、赤ちゃんは無理、子供は3才以上を推奨、シュノーケリングは日本語ガイド必須で、事前に慣らしておいた方が無難。できればプライベートチャーターが理想ということが言えると思います。

