
コモド島に行くにはラブアンバジョからボートで行く必要があります。
欧米人を中心に1泊2日で船上泊ができるライブアボード(セイリング)が人気でしたが、2025年にスペイン人家族が犠牲になる転覆事故を起こして、航行が禁止されています。
事故を起こしたボートは木造船でして、高波が発生しやすいコモド島方面に木造船で向かうのは危ないという指摘は以前からありました。今後はこの宿泊付きボートツアーはできなくなる可能性もあります。
この木造船はスローボートになるわけですが、スローボートで行けるのは、比較的近場で波の高くないリンチャ島やケロール島、マンジャリテ島周辺、またランコー洞窟に行く船はすべてスローボートとなります。
コモド島観光のクルーズ船は酔いにくい
逆にいうと、高波があるので、コモド諸島を航行するクルーズ船のほとんどはスピードボートで、しかも速いです。高馬力のエンジンを備えている中型船も多く、船体も多くが船首から船底にかけて鋭いV字型を持つVハルというタイプです。
これはどういうものかと言いますと、とにかく速く進む設計になっていて、滑走するというか、波の上を突っ切って、波をいなしながら切り裂いて進むイメージです。
そのために、揺れは上下にガツンガツンと揺れます。また音もします。ですが、突っ切っていきますので、さほど酔いません。

こちらの画像はたまたま並走していたので撮ったものですが、こういう感じですね。
波しぶきはかなり上がるのですが、高波でもがんがん進みますので、さほど酔いません。
Vハル型のボートで速い

このように、コモド諸島アイランドホッピングで使用されているスピードボートの多くが、Vハルタイプで、新幹線の先頭車両のように風を突っ切って進む設計になっているのがわかります。
そのため、現地で取材をしていても、こういう形状のクルーズは酔わないし、酔ったという声はあまり聞かないということでした。
わたし自身も、船酔いには弱い方で、たとえば学生時代に東海汽船で伊豆七島に行ったときなどは死にそうな思いをしたものですし、五島列島の定期船でもかなり酔いました。
ですが、コモド諸島のツアーで酔ったことはありません。やはり、このスピードと船体の形状が酔いにくいと言えるのでしょう。

高馬力エンジンでコモド諸島を駆け巡る

また、エンジンもヤマハやホンダのものを用い、小型ボートで100~150馬力を2基、中型ボートで250馬力を2~3基などとかなりの高出力を備えています。
これによって、海流のおだやかとは言えないコモド諸島を縦横無尽に駆け回っているんですね。


酔いやすい人は後部座席に座る

先ほど掲載した小型ボートの画像で分かる通り、クルーズは飛行機などと違って後傾体勢で走ります。
飛行機の場合は後部座席がもっとも揺れが大きいですが、クルーズは後部座席が揺れません。
ですので、酔いやすい人は前方には座らず、船尾側の席を確保しましょう。そして、少し酔ってきたなと思ったら、さらに後ろのデッキで風にあたるとか、酔い止めを飲むですとか、遠くの水平線を凝視し、平衡感覚を保つようにして(背中は固定し揺れないようにする)、酔いを防ぐようにしましょう。

